2012年3月06日 米を考える

東京新聞:全袋検査など条件付き コメ作付け 消えぬ不安:福島原発事故(TOKYO Web)

東京新聞:全袋検査など条件付き コメ作付け 消えぬ不安:福島原発事故(TOKYO Web)
2012年3月3日

 今年のコメの生産をめぐり、国は昨年産米で食品の新基準値となる一キログラム当たり一〇〇ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域について、全袋検査などの条件付きで作付けを認めた。当初、五〇〇ベクレル超えの地域と同様に作付け禁止が検討されていた。対象となる農家はコメ作りを続ける道が見えてきたものの、期待と不安が入り交じる。

 「一年やめたら、取り返しがつかなくなるところだった」。水田は放置するとすぐに荒れてしまう。福島市の旧大笹生村地区の農業松川憲次さん(72)は胸をなで下ろした。

 昨年産の自家消費用のコメ数百キロは倉庫に保管したまま。毎年、子どもたちに新米を持たせるのが楽しみだったが、今回はやめた。妻の峯子さん(68)は「安全と思っても、孫たちに何かあったら取り返しがつかない」と複雑な心境を話した。

 会津若松市で米店を営み、各地の物産展などで日ごろから消費者と接している大須賀カヅ子さん(61)は「少しでもセシウムが検出されていると拒否反応がある。東京より西に行くほど、若いお母さんは福島と言うだけで見向きもしない」とため息をつく。

 同市のコメは、これまでの検査でセシウムは不検出だが、店と年間契約する客は半分に減った。「農家の作りたいという気持ちは分かるが…」。県産米の信頼を取り戻す道のりに不安をにじませた。
朝日新聞デジタル:コメ作付け、500ベクレル以下の地域容認へ 条件付き - 東日本大震災
2012年2月28日21時4分

 農林水産省は28日、東京電力福島第一原発事故を受けた今年のコメの作付け方針を公表した。警戒区域と計画的避難区域の全域に加え、昨年、1キロあたり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたコメが作られた地域での作付けは禁止する。100ベクレル超から500ベクレル以下の地域では、出荷前の全量検査などを条件に例外的に作付けを認める。

 条件として、作付け前に水田を除染し、イネへのセシウムの移行を減らす効果があるカリウムを含んだ肥料をまく▽出荷段階ですべてのコメを検査する「全袋検査」を受け、安全性を確認できたものだけ出荷できる仕組みを整える――ことなどを挙げている。
昨年、汚染米の検出が続き、福島をはじめ放射能に汚染された地区で生産されたコメへの信頼を失くした。土壌が汚染されたところで生産されたものはいっさい食べないと決めて、それから、コメについてのニュースウォッチはやめた。

これからは、別の視点からコメを見ていきたいと思う。
この記事にあるように、自分の孫にも食べさせらないものを生産するという哀れな農民と、そのようなコメを受け入れるはずのない消費者の、両方の立場からウォッチしてみたい。
本来ならば、補償を受けて生産しないというのが正しいことだ。しかし、それがかなわないならば、毒米を生産するというのは消費者の側からすると認めることができない。それを意思表示すると風評を招くとか、農家をいじめているとか、なんとも理解しがたい雰囲気がある。
その真相を見極めたい。

ウォッチ/米を考える 記事リスト

2012/03/06 : 東京新聞:全袋検査など条件付き コメ作付け 消えぬ不安:福島原発事故(TOKYO Web)
2011/12/01 : 河北新報 東北のニュース/伊達産米に基準超セシウム 政府、出荷停止を指示
2011/12/01 : 小国、月舘も出荷停止 県の検査態勢見直し急務/福島民報
2011/11/01 : 田村の農家にコメの廃棄勧告 作付け制限区域で生産(福島民友ニュース)
2011/10/12 : 放射性物質:福島産米、全て出荷可能 本検査で規制値以下 - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/28 : 飯舘村の土で栽培のコメ、基準5倍超セシウム 金大・田崎名誉教授が実験
2011/09/25 : 二本松産米:市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明 - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/25 : 二本松産米:「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出 - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/24 : 二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/24 : 質問なるほドリ:セシウム汚染、新米は大丈夫?=回答・井上英介 - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/19 : コメこそ、セシウム汚染度に応じてランク付けを | カレイドスコープ
2011/09/07 : 放射性物質:大崎のコメから微量セシウム…宮城県予備調査 - 毎日jp(毎日新聞)
2011/09/06 : 栃木産米から初、セシウム検出 - 社会ニュース : nikkansports.com
2011/09/05 : コメ収穫前の予備調査公開 福島・棚倉町|山形新聞
2011/08/30 : asahi.com(朝日新聞社):福島の早場米3サンプルからセシウム 基準値は下回る - 東日本大震災
2011/08/29 : 河北新報 内外のニュース/福島県で早場米を出荷 放射性物質は不検出
2011/08/27 : 福島県3地区の早場米、出荷可能に : 福島原発 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
2011/08/27 : 河北新報 東北のニュース/放射性物質収穫後検査 青森産米 来月に実施
2011/08/27 : 早生種てんたかく、セシウム検出されず 富山県、県産米の検体検査/富山のニュース
2011/08/27 : 県産米に品薄感広がる 大震災で在庫確保難しく/佐賀のニュース
2011/08/27 : コメ注文、中国地方に相次ぐ - 中国新聞
2011/08/27 : 東京新聞:福島の玄米から微量のセシウム 二本松市、白米は検出されず:社会(TOKYO Web)
2011/08/25 : 福島第1原発:千葉県産米から暫定規制値下回るセシウム - 毎日jp(毎日新聞)
2011/08/25 : 福島産早場米検査、まず4か所は放射性物質なし : 福島原発 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
2011/08/25 : 河北新報 東北のニュース/新米の季節、福島の農家苦悩 風評「危機的な状況」
2011/08/25 : 神戸新聞|経済|新米2割値上がり 津波で塩害、東北の収穫量減
2011/08/25 : 東京新聞:県内でコメ収穫始まる 風評被害の不安残し:茨城(TOKYO Web)

2011年12月01日 米を考える

河北新報 東北のニュース/伊達産米に基準超セシウム 政府、出荷停止を指示

河北新報 東北のニュース/伊達産米に基準超セシウム 政府、出荷停止を指示

 福島県は29日までに、伊達市霊山町小国地区の農家2戸と同市月舘町地区の1戸の計3戸のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す最高1050ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。政府は同日、両地区で今年収穫されたコメについて原子力災害対策特別措置法に基づき、出荷停止を県に指示した。コメの出荷停止指示は収穫米から基準値超のセシウムが出た福島市大波地区に続いて2例目。
 県によると、基準値を上回ったコメは3袋で、いずれも地元の伊達みらい農協の倉庫などに保管され、販売されていない。霊山町小国地区の農家1戸のもち米の中で検査を受けていない6袋(計9キログラム)が同地区内の直売所で販売された。
 県は霊山町小国地区では101戸の119袋を検査。2戸の各1袋から580ベクレル、780ベクレルを検出した。月舘町地区では6戸の8袋を調べ、1戸の1袋から1050ベクレルが出た。
 福島市大波地区でも新たに4戸の計40袋の検出値が550~1020ベクレルを記録した。基準値超のコメを生産した農家は大波地区で計10戸になり、伊達市の3戸を含めて県内で13戸に上った。
 伊達市霊山町小国地区と同市月舘町地区は福島市大波地区の東側に近接している。小国地区の2戸のうちの1戸は放射線量が局地的に高い特定避難勧奨地点に指定されている。
 県は9~10月の検査でセシウムが微量でも検出されたコメを生産した農家のある地区を対象に、全戸検査を実施する方針で、大波地区と地理的条件の似ている福島、伊達、相馬、いわき、二本松、本宮の6市の一部地区の農家を優先的に検査している。
 県農林水産部の鈴木義仁部長は「(汚染米の)地域拡大はショックだ。検査範囲を広げ、安全性を再確認する必要がある」と話した。

◎管内全農家自主検査へ 伊達みらい農協

 伊達市の伊達みらい農協は29日、管内の同市と桑折、国見両町で農協にコメを出荷した全農家を対象に、コメの放射性物質検査を自主的に行うことを決めた。
 福島県は伊達市霊山町小国地区、同市月舘町地区で全戸検査を始めている。農協はこの2地区などを除く農家のコメを調べる。
 各農家から1検体以上のコメを集め、民間機関に検査を依頼する。検出値が高い場合は県に詳細な検査を求める。農協にコメを出荷した農家は計約2000戸で、調査対象の戸数と実施時期は県の検査方針が確定した段階で決める。
 伊達みらい農協に今年出荷されたコメは約2800トン。県の9~10月の検査でセシウムが非検出と判定された地区のコメの一部が既に流通している。農協の池田直人指導販売課長は「消費者に安心してもらうには全戸検査が必要だ」と話した。


2011年11月30日水曜日

2011年12月01日 米を考える

小国、月舘も出荷停止 県の検査態勢見直し急務/福島民報

小国、月舘も出荷停止 県の検査態勢見直し急務/福島民報

 伊達市の一部のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府は29日、原子力災害対策特別措置法に基づき、汚染米が収穫された霊山町小国地区(旧小国村)と月舘町の一部(旧月舘町)の今年産米の出荷を停止するよう県に指示した。出荷停止は福島市大波地区に続き2例目で、県の「安全宣言」を根底から揺るがしかねない事態になった。県は緊急調査地域の範囲を拡大する検討に入ったが、県内全域の再調査を求める声もあり、検査態勢の抜本的見直しを迫られそうだ。
(2011/11/30 08:47)

2011年11月01日 米を考える

田村の農家にコメの廃棄勧告 作付け制限区域で生産(福島民友ニュース)

田村の農家にコメの廃棄勧告 作付け制限区域で生産(福島民友ニュース)

 東京電力福島第1原発事故による放射能漏れで、稲作の作付け制限区域でコメを生産したとして、県は28日、食糧法に基づく廃棄に応じない農家の氏名を公表、コメの廃棄などを求める勧告を行った。コメを生産したのは田村市都路町、農業荒井善市郎さん(58)。今月20日に行った県による立ち入り検査で、総収量の約3分の1に当たるコシヒカリ60袋約1800キロを生産していることを確認した。
 県によると、荒井さんの水田は旧緊急時避難準備区域内で計123アール。同市や農林水産省とともに8月以降、説得を行っていたが応じないことから、公表に踏み切った。勧告では、コメの廃棄に加え、廃棄予定日や廃棄方法を11月7日までに県に報告を求めている。
(2011年10月29日 福島民友ニュース)

2011年10月12日 米を考える

放射性物質:福島産米、全て出荷可能 本検査で規制値以下 - 毎日jp(毎日新聞)

放射性物質:福島産米、全て出荷可能 本検査で規制値以下 - 毎日jp(毎日新聞)

2011年10月12日 13時8分 更新:10月12日 13時33分

 福島県が行っている新米の放射性物質本検査で、最後まで残っていた二本松市と三春町の検体の検査結果が12日判明し、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回ったことが分かった。これで全ての同県の本検査を終了し、規制値を超える放射性セシウムが検出された例はなく、今年の作付けが認められた県内市町村からの福島産米の出荷が全て可能となった。

 東京電力福島第1原発事故を受け、政府は4月、警戒区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域の米の作付けを制限。その他の区域でも、土壌中の放射性セシウムが1キロ当たり5000ベクレルを超えた場合に作付け制限する措置が取られたが、該当地点はなかった。

 収穫時の検査は、予備検査と本検査の2段階。予備検査で二本松市小浜地区産の米から暫定規制値と同じ500ベクレルを9月23日に検出した。県は二本松市を重点調査区域に指定し、調査地点数を増やして本検査を行っていた。本検査で規制値を超えた地点があれば、旧市町村単位で出荷停止となる仕組みだった。【種市房子、関雄輔】
・・・幻想だった。
まともな検査が行われた証を待っていたが。

2011年9月28日 米を考える

飯舘村の土で栽培のコメ、基準5倍超セシウム 金大・田崎名誉教授が実験

飯舘村の土で栽培のコメ、基準5倍超セシウム 金大・田崎名誉教授が実験

 田崎和江金大名誉教授は26日までに、高い放射線量が観測された福島県飯舘村の土を使って稲を栽培する実験を行い、収穫したコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)の5倍以上となる2600ベクレルの放射性セシウムが検出されたとする結果をまとめた。同村は福島第1原発事故でコメの作付けが禁止されており、データは土壌の放射線量が農作物に与える影響を裏付ける重要な資料となる。
 田崎名誉教授は6月下旬に福島を訪れた際、高い放射線量を記録した飯舘村長泥地区の水田で土壌を採取。金沢市内の自宅で、この土壌に同市俵町で発芽させたコシヒカリの苗を植えた。

 今月中旬に稲を刈り取り、北陸環境科学研究所(福井市)で各部分のセシウム137を分析し、1キロ当たりの線量を割り出した。その結果、籾米(もみごめ)からは、最も高い2600ベクレルが検出された。わらは2200ベクレル、根は1500ベクレルで、土壌の線量は5万ベクレルだった。

 比較のため、俵町の水田に植えたコシヒカリも分析したところ、放射性物質はまったく検出されなかった。

 田崎名誉教授は「可食部の放射線量が最も高くなり、私自身も衝撃を受けた。土壌の除染を急ぐ必要があるとあらためて感じる」と話した。27日には福島県南相馬市で農家に能登の珪藻土(けいそうど)を使った除染方法などを指導する。

2011年9月25日 米を考える

二本松産米:市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明 - 毎日jp(毎日新聞)

二本松産米:市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明 - 毎日jp(毎日新聞)

 福島県二本松市の新米予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、検査をした県は公表前、予想外の数値に検査方法の誤りを疑い、検査をやり直す異例の対応を取っていた。それでも数値はほぼ変わらず、「なぜこんなに高いのか」と衝撃を受けている。地元では24日午前の緊急対策会議で、三保恵一市長が「(東京電力福島第1原発の)事故が原因で憤りを感じる」と怒りをあらわにした。

 二本松市小浜地区の「ひとめぼれ」から500ベクレルという結果が出たのは15日のことだった。「検査方法がおかしくはないか」。県農林水産部の幹部は担当者に疑問をぶつけ、再検査を指示した。だが、19日に出た再検査の結果は490ベクレル。県は23日夜になって、最初に出た500ベクレルを検査結果として公表した。

 県は、土壌からコメに吸収されるセシウムの移行係数を0.1(10%)とする農林水産省の指標に基づき、3月から土壌調査を先行して実施。1000ベクレルを超える地点も多数あり、当初は高い値が各地で出るのではと強く懸念していた。

 だが、8月以降の早場米と一般米の検査では、測定器の検出下限を下回る「不検出」が大半を占め、最高でも136ベクレル(福島市大波地区)で、県農林水産部は「福島の土は粘土質で、植物がセシウムを吸い上げにくいのでは」などと楽観ムードが漂っていた。

 それだけに、今回の結果の衝撃は大きい。問題の検体が植えられている水田の土壌の汚染濃度は3000ベクレル程度とされ、同部の幹部たちは「移行係数から考えると高くても300ベクレル前後のはずだが」と途方に暮れている。

 一方、二本松市で開かれた緊急対策会議には、県、同市と地元JAの関係者、集荷業者など約30人が出席。三保市長は東電に怒りをぶつけ、「食の安全を確保し、生産者を守る対策を取る。本検査を徹底して実施し、結果は迅速、正確に消費者に公開していく」と述べた。【種市房子、結城かほる】

毎日新聞 2011年9月24日 11時44分(最終更新 9月24日 12時40分)
怒り・・・、基準値500ベクレルを前提としたコメはとても食べてよいレベルではない。汚染されたコメは原発利権でぬくぬくと貪ってきた者たちが責任を取って食べるべきだ。

2011年9月25日 米を考える

二本松産米:「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出 - 毎日jp(毎日新聞)

二本松産米:「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出 - 毎日jp(毎日新聞)

 「何かの間違いではないか」。新米の予備検査で国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された福島県二本松市で、稲作農家の間に動揺が広がった。同市の三保恵一市長は23日、毎日新聞の取材に「仮に今後の本検査で規制値を超えれば、市場へは絶対に流さない」と語り、汚染米の流通阻止に全力で取り組む姿勢を強調した。それでも県産米の風評被害が強まるのは必至で、福島の厳しい試練が続く。【前谷宏、河津啓介、結城かほる、山田毅】

 500ベクレルの値が出た二本松市南東部の小浜地区(旧小浜町)は山あいの純農村地帯で、稲作農家611戸、水田面積は112ヘクタール。

 「ショックです。これからどうなってしまうのか」。同地区の農家の女性(54)はため息をついた。買ってもらえるか不安を抱えながらの田植えだった。ようやく稲穂が実ったが、21日夜の台風15号の豪雨で一部が水につかる被害を受けた。

 それでも気を取り直し、残った稲を24日にも刈り取ろうと思っていた。「これから何年もコメは作れないかもしれない。(東京電力福島第1原発の)事故さえなければ、この辺は何もない、平和なところなのに……」と肩を落とした。

 別地区の農家の男性(59)は検査結果に「信じられない」と驚き、「(特定の場所で)なぜそんなに飛び抜けて高い数値が出るか分からない。本検査の結果を早く知りたい」と不安を吐露。「今年の県産米は半値しかつかないと言われているが、これでさらにひどくなる」と嘆いた。

 同市の三保市長は23日夕、市幹部から知らせを受け、市と地元JAなどによる緊急の対策会議を24日に開くことを決めた。結果について「厳粛に受け止めるが、具体的な対策は本検査の結果を待って決める。あらゆる検査結果を情報公開し、国民の安全安心を守ることが産地の義務で、風評被害を克服する唯一の道だ」と語った。

 だが、稲作農家の衝撃は大きい。小浜地区から遠くない市内の専業農家、近藤恵さん(31)は「これで完全に風評被害が出る」とため息をついた。既に今年のコメ購入をキャンセルする客も出ている。「お金の補償だけでは済まない。我々は客の信用を失った。今は先が見えず、希望をなくした状態。なぜ小浜でこれだけのセシウムが出たのか、せめてきちんと分析してほしい」と訴えた。

 地元の「みちのく安達農協」の斎藤道雄組合長(70)は「早場米は無事に出荷でき、これまでの検査で問題はなく安心していたが、大変なことになった。農家には何の落ち度もない。原発がなければこういうことにはならなかった」と怒りをあらわにした。

毎日新聞 2011年9月23日 22時00分(最終更新 9月23日 23時20分)
風評被害という言葉に、毒コメを作っているという意識が欠落している。コメ農家は東電に補償を要求する権利のある。しかし、汚染された毒米を市場に出したら加害者になる。放射能に汚れた田で生産したから汚染されたコメができた。これは風評ではない。汚染された毒コメを処分できるのだろうか。闇にまぎれて市場で流れるのではないか。

2011年9月24日 米を考える

二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ - 毎日jp(毎日新聞)

二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ - 毎日jp(毎日新聞)

 福島県は23日、一般米の放射性セシウムの予備検査で、二本松市小浜地区産の「ひとめぼれ」から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)と同じ放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同市を初めて「重点調査区域」に指定。出荷の可否を判断する本検査の検査地点を増やして検査を急ぐ。同県産米は既に早場米は全県で出荷可能と判断され、一般米も20日に会津坂下町などで出荷が始まっており、農業関係者からは風評被害を懸念する声が出ている。

 県によると、500ベクレルが検出されたコメは12日に採取されたもので、あわせて検査した水田の土壌は1キロ当たり3000ベクレルだった。同地区の他の11カ所では検出不能から最高で212ベクレルだった。

 予備検査は収穫後のコメによって出荷の可否を判断する本検査の検査地点数を決めるために収穫約1週間前に行われる。福島県は県内を約370地域に分け、1地域につき数地点で検査。予備検査で200ベクレルを超えた地域を含む市町村については、本検査で重点調査区域と指定。検査地点を15ヘクタールごとに2地点(国の基準は1地点)設けて、暫定規制値を超えないかを改めて調べる。

 県は今回の検査結果を受け、二本松市での本検査の地点を当初予定の約40から300まで大幅に増やす方針。万一、本検査で500ベクレルを超えた場合は、合併前の旧市町村単位で出荷が制限される。

 一般米の予備検査でのこれまでの最高値は、福島市大波地区での136ベクレルだった。

 農林水産省は土壌からコメへ吸収されるセシウムの移行係数を0.1(10%)と設定し、土壌1キロ当たり5000ベクレルを上回る水田の作付けを制限しており、計算上は500ベクレルを超えるコメはないと見ていた。今回の検出結果について同省の担当者は「予備検査は傾向を見るもので、本検査を見ないと何とも言えない」と話した。同省によると、これまでの結果では、予備検査の数値から本検査段階では下がる傾向にあるという。【種市房子、曽田拓】

2011年9月24日 米を考える

質問なるほドリ:セシウム汚染、新米は大丈夫?=回答・井上英介 - 毎日jp(毎日新聞)

質問なるほドリ:セシウム汚染、新米は大丈夫?=回答・井上英介 - 毎日jp(毎日新聞)

◆セシウム汚染、新米は大丈夫?

 ◇自治体、収穫前後に検査 土壌濃度の「10分の1」に
 なるほドリ もうすぐ新米の収穫シーズンだね。今年は放射性セシウム汚染が心配だ。

 記者 同じように心配する消費者が多いようですね。そこで農林水産省は、コメのセシウム濃度を収穫をはさんでダブルチェックする調査を17都県に求めています。主食なので他の農産物より厳しくしました。汚染米を出荷前に見つけ、安全なものだけを流通させようと、国も自治体も躍起です。

 Q 野菜や茶では出荷停止になった地域もあったよね。汚染米も各地で出るのかな。

 A コメは少し事情が違うようです。暫定規制値を超えた野菜や牛肉汚染で問題となった稲わらは3月の福島第1原発事故の時、既に畑や田にあって放射性物質を直接浴びました。人間でいえば「外部被ばく」です。でも、田植えは事故からしばらく後に行われました。今年の新米で心配されているのは、汚染された田んぼから放射性セシウムを吸い上げる「内部被ばく」なのです。

 Q そうだったのか。でもどれくらい吸い上げるの?

 A 放射性物質が土から農作物の内部に移る割合は「移行係数」と呼ばれ、作物により異なります。農水省はセシウムのコメへの移行係数を0・1としています。つまりコメのセシウム濃度は土の濃度の10分の1ということになります。政府は4月、新米が暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超えないよう、土の汚染が5000ベクレルを超えた福島県内の農地での作付けを禁止しました。

 Q 少し安心した。

 A 実際の移行係数は0・1より低いとする研究データもあり、調査結果が出る前からいたずらに騒ぐ必要はありません。

 Q でも、待てよ? 原発から離れた場所でも放射線量が高い「ホットスポット」があちこちで見つかっているけれど、本当に大丈夫なの?

 A 確かに、現段階では暫定規制値を超える汚染米が見つからないとは言い切れません。調査の網の目を少しでも細かくし、汚染米が出ても流通させず、主食の安全安心を確保する努力が国や自治体に求められています。(社会部)

2011年9月19日 米を考える

コメこそ、セシウム汚染度に応じてランク付けを | カレイドスコープ

農林水産省は青森から静岡までの17都県に対して、
「土壌のセシウム濃度が1kgあたり1000べクレル以上」、
あるいは「「空間放射線量率が毎時0.1マイクロシー ベルトを超える」
地点で、収穫の前と後の2回、玄米の状態のものを調べるよう求めています。

収穫前に行う検査は「予備調査」という位置づけで、玄米1kgあたり200ベクレルを超えるセシウムが検出された場合、その地域は重点調査区域に指定され、収穫後に行う「本調査」で15ヘクタールごとに細かく調べられることになります。

もし500ベクレルを超えれば、その地域のコメの出荷は禁止されます。

予備検査の段階で200ベクレルを超えなければ、本検査を受ける必要はなくなり、そのまま市場に出てきます。

予備検査で200ベクレル超の場合は、収穫後、二回目の本検査にまわされ、そこで1kgあたり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出された場合、旧市町村単位での出荷制限が実施され、その地域の今秋のコメは全量廃棄処分されることになります。

予備調査は9月上旬、本調査は9月中旬にピークを迎えるということなので、間もなく今年の新米が本格的に市場出てきます。

・・・

収穫前の検査では、市の職員などが実際にコメ農家に行って、一部刈り取った稲(籾)などを簡易検査機で計測しますが、本検査では、別の検査機関に持っていってゲルマニウム半導体検査機などで、より精密な検査を行います。

子供のための検査になっていない。何のための検査なのか目的が不在

2011年9月07日 米を考える

放射性物質:大崎のコメから微量セシウム…宮城県予備調査 - 毎日jp(毎日新聞)

放射性物質:大崎のコメから微量セシウム…宮城県予備調査 - 毎日jp(毎日新聞)

 宮城県は6日、収穫前のコメの予備調査で、同県大崎市鳴子温泉で採取したコメから微量の放射性セシウムを検出したと発表した。同県産米での検出は初めて。本調査(収穫後のコメ)で安全性が確認されるまで、出荷、販売の自粛を要請している。

 検出されたのは8月29日に採取した玄米。1キロ当たり47ベクレルで、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の1割程度だった。

 予備調査は県内32市町村の134地点で実施中。6日までに32地点の結果が判明し、鳴子温泉を除く31地点はいずれも検出下限値(同20ベクレル)未満だった。県は今月中旬までに残りの地点を調べた後、本調査に入る方針。【宇多川はるか】

毎日新聞 2011年9月6日 20時07分

2011年9月06日 米を考える

栃木産米から初、セシウム検出 - 社会ニュース : nikkansports.com

栃木産米から初、セシウム検出 - 社会ニュース : nikkansports.com

 栃木県は5日、日光市のコメの予備検査で、8カ所のうち2カ所のコメから微量の放射性セシウムを検出したと発表した。栃木県産米での検出は初めて。暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルは大幅に下回っている。

 県によると、収穫前の玄米を1日に採取。同市日光の「こがねもち」から同55ベクレル、同市今市の「コシヒカリ」から同21ベクレルのセシウムを検出した。ほか6カ所は不検出だった。

 今後、本検査して基準値以下なら出荷できる。結果は9月中旬に判明する見通し。栃木県は全27市町で検査を実施。うち16市町で本検査を終え、出荷可能になっている。(共同)

 [2011年9月5日20時12分]

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