: 2011年7月28日

gooブックオフでウォルフレンの本を見つけた

表題
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  人間を幸福にしない
  日本というシステム
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  カレル・バン・ウォルフレン
  新潮文庫 2000/10/10発行

先日、目に留まり買って来ました。
あらためて、官僚国家日本を考えることになりました。

政官財は強く結びついて、民主主義ではない、共産主義でもない、徹底した官僚国家、ある面では赤い北よりも徹底した官僚システムです。

どこに官僚の権力があるか、
何よりも強力なのは事業の許認可です。
次に国の事業支援です。
これは法によります。
法を作成する官僚と法を審議する政治家、その法により利益を得る経済界、この結びつきによりこの国のシステムが成り立っています。

すでに11年も前の文庫、ハードカバーで出版されたのはもっと前になると思います。
読むとわかりますが、当時と今は何も変わっていません。
ウォルフレンは戦後も変わっていないと書いています。
すると、この状況は戦前から続いてきたということになります。
日本人の多くは、もちろん官僚も含めて、この国の体制の中で生まれて育ってきたのですから、客観的に見ることはできなかったのでしょう。

表題にある通りに、人間を幸福にしない日本というシステム、福島原発事故は、あまりに具体的な典型としての出来事です。
福島原発事故につながり、そしてそこから続く、あらゆることがらに、このシステムを感じることができます。
今も変わらず続いていることが分かります。
いまそれがわかる分、表題の通りの、人間を幸福にしない日本というシステムを実感したのです。

実感はしたが、多くの人は解決する方法を知りません。
思いつくのは官僚国家的な常套的な方策です。
日本的官僚システムがこのような事故と破滅を招いたのに、そのシステムでしか解決の方策を考えるしかできない。何とも不幸に不幸を重ねる国民です。

時間と放射能は誰に力を与えるのか、ミッションは何か、
誰もが、状況を自分自身で受けとめて決断しなくてはならないのです。

さて、今日もウォッチをはじめました。

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