: 2011年5月12日

(◎△v) JNN福島第一原発情報カメラ(LIVE)

昨夜は天気が悪かったためか、証明に浮かび上がる傷んで哀れな原発建屋の骨組みに、白い魔物がとり憑いていた。もやもやと動く魔物は、雨か霧か流れる雲か、燃料プールから立ち上がる蒸気か。しばらく見入っていたが、急にツィッターで「大量の白煙が・・・」とつぶやいてしまった、あわてて削除した。自分の中に爆発しそうな不安がある。それがむくむくと大きくなってしまった。朝方、あらためて生中継を見た。朝霧が低く建屋の前を流れていた。

原子炉には近くの川から引かれた水の注入が続いている。その水で核燃料の崩壊熱は除去されている。その水は格納容器に貯まっていないらしい。どうやら漏れ出ているようだ、近くのピットだとかトレンチだとか縦坑だとかに集まっているが、あふれ出るようすはなく、地面の中を通って海へ流れ出ているようだ。

見えないことは発表しない。ニュースにならない。マスメディアも取り上げない。見えなくても心の目で想像すれば、汚染された水が海へ染み出ている様子が見える。それは、外海に拡散する。小女子(こうなご)などの小魚のいる辺りを漂う。その小女子を食べる魚がいる。それはさらに大きな魚に食べられて・・・

環境に出てしまった放射能は河川に流れ込み濃縮される。水鳥で4万倍という図を見たことがある。それは、水俣の有機水銀と同じ構図だ。

もはや、放射能汚染から誰も逃れられなくなった。
放射能は、空気、水、そして野菜、魚、牛乳、食肉、そして下水処理施設の汚泥にも見つかるようになった。植物も昆虫も鳥も野生の動物も、もちろん家畜もペットも人間も、この汚染の循環の中から逃れられない。

武田邦彦教授は福島の浄化作戦を呼びかけている。(武田邦彦 (中部大学): 科学者の日記110512(2) 明るい未来は自分で作る)
ホットスポットになった、千葉の町へも助言する。他にもホットスポットがあるかもしれない。神奈川と静岡の茶葉の汚染もニュースになった。福島だけでも通常なら放射線管理区域に指定されるはずの場所が800平方キロもあるそうだ。それを聞いてため息と気が遠のいた。

夜の原発の生中継に魔物の幻を見たが、見えない魔物は身の周りにいる。
それは、いつまでもいる。子の子の子の、孫の孫の孫の代を過ぎても、まだいる。

もはや原発の推進や反対の小賢しい語りに、この状況を解決する何の意味も力もない。
何もしないのも一つの方法、武田教授の助言も一つの方法。
この国のこの場所に生きることしかないのならと、考える。

と、その前にまだすることがある。すべての原発を止めよう。
白い魔物におびえるのはもうたくさんだ。

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