: 2012年8月10日

東京新聞:移動教室 悩める自治体 放射線汚染調査地域に施設:社会(TOKYO Web)

東京新聞:移動教室 悩める自治体 放射線汚染調査地域に施設:社会(TOKYO Web)

 都内では区立の施設を利用し、春から秋にかけて自然体験学習を実施する自治体が多い。

 世田谷区は本年度、調査地域の群馬県川場村の区立施設で、小学五年生約五千人の移動教室を昨年度に続き実施している。今春、除染した上で、二泊三日した場合に受ける放射線量を見積もったところ、自然界や食べ物から一年間に受ける総量の約0・5%という調査結果を基に判断した。

 しかし、参加率の低い学校もある。七月上旬、五年生の移動教室を行った区立のある小学校では、半分弱の二十六人が参加しなかった。

 「区の情報収集や情報公開体制は不十分で信用できない」と話す保護者もいる。「川場移動教室を考える保護者の会」は、情報公開と内部被ばく回避の徹底などを求める陳情を区議会に提出。五月に自民党を除く賛成多数で趣旨採択された。

 保護者の会の猪腰晴康代表(47)は「内閣府も重点調査地域での子どもの安全を保障していない。区は村内の空間線量も減って問題ないと説明するが、線量が高い場所の数字は公表していない」といぶかる。

 別の保護者(42)は「脱原発を掲げる区長なら、移動教室で川場の子どもと合同の放射線防護教育をするくらいしてほしい」と提案する。

特集:ガイガーカウンター (amazon.co.jp)ガイガーカウンタ, 放射線測定器などのグッズを集めました。