現場発・上州リポート:福島原発事故とシイタケ栽培 生産者の苦しみ深く
原木シイタケは放射性物質を吸収しやすいようだ。
この4月以降、ほだ木の指標値も放射性セシウム150ベクレルから50ベクレルになった。
ほだ木の放射性セシウムが50〜150ベクレルの場合は、シイタケを検査して、放射性セシウム100ベクレル以下なら出荷できる。
しかし、ほだ木が150ベクレルを上回れば、その時点で出荷停止となる。
整理すると、ほだ木が50ベクレル以下なら、シイタケは検査せずに出荷できる。
ほだ木が50から150ベクレルは、シイタケを検査して、100ベクレル以下は出荷できる。
ほだ木が150ベクレルを超えたら、シイタケは出荷できない。
ということだ。
シイタケ栽培で、ほかでも同じ状況に悩んでいるという話を聞いたことがある。
また、ほだ木を生産供給していた生産者もほだ木の汚染で出荷できなくなっている。
群馬県のシイタケ生産は国内有数だったと思う。
ほだ木の検査とシイタケの検査が、消費者が納得のできる内容で行われなければ、
消費者は不安を感じて購入を避けるだろう。
シイタケ生産に関わる生業全般が廃業の危機にある。
東電はこの責任をどうやって果たすのだろうか。
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