: 2011年11月09日

小出裕章氏・講演会『原発のウソ 汚染の真実』 - 高崎市議会議員”宮原田綾香の活動日記”

小出裕章氏・講演会『原発のウソ 汚染の真実』 - 高崎市議会議員”宮原田綾香の活動日記”

29日、高崎市のたばごホールで京都大学の小出裕章氏の講演会がありました。
まさか高崎で小出教授の講演を聞くことができるとは思っていませんでした。
席を手配(というか、確保)してくださった方、本当にありがとうございました。

小出教授の講演は実にわかりやすかったです。
要旨だけを列挙すると下記のようになります。

<原発について>
・原発は、効率の悪い蒸気機関
→発電の3分の2は捨てている

・原発は正しく呼ぶと”海温め装置”
→200万kwで1000億の海水を平均7℃昇温している

・チェルノブイリで放出されたセシウムは広島原発800発相当

<放射能汚染について>
・日本の法律には、「一般人は年間1ミリSv以上の被ばくをしてはいけないし、
させてもいけない」とある

・放射線管理区域から、1㎡あたり4万ベクレルを超えた放射能汚染物質を
持ち出してはいけないという法律もある

・人々が普通に生活する場は、放射線管理区域以上に汚れてしまった。
 土地、食べ物、がれき、汚泥も全てが放射性物質になった。
→私たちは放射能で汚れた世界で生きるしかない
 どこまで許容できるかの問題になる。

・ここからは、個人の選択肢の問題
→被ばくによる健康被害or避難による生活の崩壊

・子どもを被ばくから守らなければならない理由
1、子供は放射線感受性が高い
2、子供は原子力を選んだ責任がない

→年1ミリSvの被ばくをした人が1万人集まった場合のガン死者
全年齢平均で4人、0歳児で16人(ゴフマン教授)
20ミリSvを適用すると当然、死者は20倍になる
ちなみにこれは、年間なので、毎年これだけの死者が出るリスクがある

・東電に求めるべきは、「汚染した食料」の買い取りではなく、
正確に汚染度合いを計測し、公表する作業である
→原発内にあるべき東電の所有物(放射性物質)があちこちに飛び散ったので、
それを調べさせるべき

・程度の問題で、汚染されていない食品はない
→食品の汚染を徹底的に調べる
 年齢別に食べていいものの表示を行う

<質疑応答>
Q:群馬の汚染は大丈夫か?
A:放射能に安全・大丈夫という言葉はない。
  どこまでリスクを容認できるか、我慢できるかということを1人1人が考えるしかない。
  法律を厳密に適用すれば、群馬の半分は管理区域になる。

Q:群馬のからっ風で放射性物質が山から落ちてこないか?
A:専門ではないので、詳細は何とも言えないが、
  しかし、放射能は基本的に物質なので、今回は原発から物が出て、
  あちこちに飛び散った。
  なので、風で舞いあがれば、山の方からも落ちてくるだろう。

Q:除染はできるか?
A:放射能はなくならないので、除染はできない。
  ただ子供の居住空間から移すことはできる。
  除染の場合、表土5センチを削れば9割軽減できる。

Q:海の汚染について
A:魚介類の汚染については海が広いので、正確にはわからない。
  ただ海藻が先に汚染されるはずなので、海藻を1キロ、2キロと
  段階的に調査すれば、海の汚染もわかるはず。

Q:がれきの受け入れについて
A:フィルターをつけてからでないと、処理はしてはいけない。
  しかし、被災地だけでは処理できないので、
  フィルターをつけてから受け入れる必要があるだろう。
  
  これから福島原発の石棺を造るために大量のコンクリートが必要になる。
  焼却灰をそのコンクリートに使えばいい。
  東電の持ち物は東電に返すべきだ。

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