: 2011年10月24日

県内河川、湖沼70カ所で放射性物質検査・環境省

県内河川、湖沼70カ所で放射性物質検査・環境省

 福島第1原発事故を受け環境省は河川、湖沼、ダムの水や泥について県内70カ所で放射性物質検査を行うことを決めた。文部科学省と県が共同実施した航空機によるモニタリングで、比較的高い空間放射線量や放射性物質蓄積量が測定されたため。2カ月に1度の頻度で行う意向だ。測定地点の選定を任されている県は候補地を詰めており、11月中の実施を希望している。

 県によると、測定場所は水質を定点観測している環境基準点を基本に選定する。利根川、吾妻川、広瀬川、桃の木川、烏川、桐生川、渡良瀬川、榛名湖、下久保ダム、草木ダムなどが対象となる見通しで、ワカサギから暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された赤城大沼も含まれる。

 県環境保全課は市町村の意向も踏まえ、「空間放射線量が比較的高い地域であったり、取水や漁場として利用している河川も加えたい」としている。

 環境省水環境課は「これまで河川や湖沼の水や泥は測定したことがない。状況把握が目的」と説明。周辺植物や空間放射線量も測定する。

 ワカサギの捕獲自粛が続いている赤城大沼が検査対象になることについて、前橋市環境政策課は「国が検査をしてくれるのはありがたい。結果を対策に役立てていきたい」と話す。

 環境省によると、同様の検査は福島県で行われたほか、宮城、山形、茨城、栃木、千葉で現在行われている。福島県では河川29カ所を対象に5月と7月に2回検査を行い、阿武隈川の水から1度、放射性セシウム(1リットル当たり32ベクレル)が検出された。

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