: 2011年10月24日

「道路の放射線、すべての測定は難しい」、機器不足に頭悩ます3政令市/神奈川

「道路の放射線、すべての測定は難しい」、機器不足に頭悩ます3政令市/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

 東京電力福島第1原発事故の影響で、県内の道路などでも23日までに局地的に放射線量の高い地点が見つかっている。市民の不安を解消しようと、各自治体は線量を測定しているが、子どもが長時間滞在する学校などが最優先。測定機器が足りず道路までは手が回らず、住民からの情報の確認に追われているのが現状だ。特に3政令指定都市は管理道路の総延長はそれぞれ数千キロ。「住民の不安は分かるが、すべての調査は難しい」と頭を悩ませている。

 各自治体はこれまで、小中学校や幼稚園、保育園など子どもが長時間利用する公共施設を最優先に測定し、安全性を確認してきた。道路は「通過するだけで滞在施設ではない」などとして、対象から外してきた。

 しかし、道路側溝などでも高い数値を検出。さらに横浜市内では道路側溝やマンション屋上の堆積物からストロンチウムが検出されたこともあり、自治体には連日、住民から不安の声が寄せられている。

 横浜市は、現在実施している小中学校校庭などの測定に続き、外周道路でも測定を行う。ただ、機器はこれから購入するため、早くても11月末からのスタートとなる。

 対象となる管理道路は計約7500キロにも及ぶが、「子どもの安全を第一に」とその後、通学路まで広げるかどうか検討するという。市健康安全課は「道路などでも測定値の情報が寄せられれば、できる限り対応したい」と話す。

 川崎市には、東京都世田谷区で12日に高い数値が検出された翌日、市民から約30件の問い合わせがあった。後に原発事故とは無関係と判明した。

 市建設緑政局企画課は「市民の不安は理解している」とするが、計約2460キロの管理道路すべての調査は「人員が限られている」と行わない方針。6月に実施した小中学校と幼稚園、保育園計447施設のうちいくつかを抽出して近く再測定し、数値の高い施設周辺の道路などを調べる。

 相模原市にも「道路隅に3センチほどのごみがたまっている。掃除してほしい」などの要望がある。市土木政策課は、堆積物がたまりやすい雨水升などの対応を協議しているが、管理道路の総延長は約2390キロ。効率的な調査方法を検討している。 

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